呼吸の乱れが髪を弱くしている
ため息というのは、呼吸の乱れです。呼吸の乱れているお客様にも、 ハゲの兆候が
見えることを私は確認しています。つまり、呼吸の乱れが髪を弱くしているのです。
私の商売で、お客様の頭を刈っていたり、顔をそっているとき、その乱れが気にな
ることがあります。
″ああ、この人、呼吸乱れてるな″ って、つい思ってしまいます。″なんか心配ごと
とかストレスがあるんじゃないかナ?″と。
その最たるものがため息です。頭を刈らせながらしきりにため息をついている人が
います。ご本人は無意識なのですが、周囲にいる人間にはよくわかります。その人が
ご常連さんならば、夜、ちょっと一杯縄のれんに誘って話を聞き出すこともあります。
いえ、「余計なことを……」とお叱りを受けそうですが、なにか他人のプライバシ
ーに興味があるわけではありません。その悩みが、髪の毛に直接影響してくるからで
す。
私たちの呼吸にはリズムがあります。そのリズムは、人それぞれ違いますが、ただ
一つ変わらないことは、誰の呼吸であれ正常な呼吸は規則正しい……ということです。
そのリズムが、他人にもわかるくらい乱れてくると、本人は無意識にため息をつい
てその乱れを調節しようとするわけです。もっとわかりやすく言えば、呼吸のリズム
が狂って息が苦しくなるからため息をつく。若い人は違いますが、中年になってため
息を乱発し始めたら、必ず頭皮への血流が悪くなります。脱毛症へ一直線です。
でも、呼吸法を正しただけで、ため息が止まります。これは私自身の経験なのです
が、私もどちらかというとストレスに弱い型の人間でした。そこで人にすすめられて
腹式呼吸をやり始めたのです。そうすると、ストレスの原因がなくなったわけではな
いのに、スーッと心が落ち着いてくるのです。
ため息一つがハゲに直結する……。きっとびっくりなさったでしょうね。
順番待ちの足の組み方でズパリわかる
私たち床屋稼業では、お客様がたてこんでいるときは、待合のコーナーでお待ちい
ただくことになります。そんなとき、順番待ちのお客様の足の組み方に注目すること
があります。その結果、面白いことがわかりました。順番待ちのときの姿勢や動作で、
その方の髪の好不調を見分けることができるようになったのです。
たとえばこういう人がよくいます。片方の靴を脱いで、もう一方の足の甲を靴の上
からカカトでグリグリやっているのです。新聞を読みながら、無意識でやっています。
ヘンなことをやっているなぁと私も思っていたのですが、調べてみると実は、無意
識にツボを刺激していたのです。
足の甲には疲れをとるツポ(太衝)があります。それからカカトにもツボがあり
ます。ツボとツポをこすり合わせて、マッサージしてるのですね。
これは、足の冷えを防ぐという意味でも効果があります。おそらくこの人はからだ
に冷えが出ているので、からだ自身がそれを要求しているのでしょう。「太衝のツボ」
は、肝臓を活性化するツボでもあります。だからそのお客さんは、ゆうべ冷たいビー
ルを飲みすぎたのかもしれません。こういう方は、やはり要注意です。いまはまだな
んとか大丈夫ですが、放っておくと髪の毛に影響します。不調の始まりの時期。やが
て抜け毛からハゲヘ……ということも考えられます。
背筋がピンと伸びてる人は髪の毛も立派
お店に入ってくるときの姿勢からでも、髪の好不調を占うことができます。
背筋がピンと伸びている人は、髪の毛も立派です。こういう人は骨盤がしっかりし
ているので、背骨がまっすぐ伸びています。頭部への血液循環もスムースです。
逆に背筋の弱い人、つまり猫背になっている人は内臓が弱いのです。背筋の強い人
は、胸をしっかり張って、そっくり返るほどです。逆に背筋の弱い人は前かがみにな
って、見た日も内臓が悪そう。無気力、内向的に見えてしまいます。
そして困ったことに、最近のお子さんに背筋が弱い子が増えています。調髪台に座
わらせてみるとよくわかるのですが、椅子に座っても前かがみです。椅子の背もたれ
と客の背中の間にすき間があきすぎて、私たち床屋にとってはとても散髪しづらいも
のです。
そこで最近では、背もたれを九〇度近く立てた調髪台もつくられています。これは、
背筋の弱い最近のお子さん用です。本当に嘆かわしい限りです。
『徳耳式漂互育毛トニック』を使われる時のご注意
☆このトニックは誰でも手に入る漢方薬とホワイトリ カーを使ってカンタンに作れま
すが、本文中の材 料・作り方・使用法をよくごらんになってください
☆使用してかぶれたりすることはほとんどありません が、最初は試しに手などにつけ
てみてください。
☆目に入らないよう注意してください。
☆メガネや服につくと、変色することがあります。
☆お子さんの手の届かないところにおいてください。
☆万一、肌に合わなかった時は使用を中止し、皮フ科へのご相談をお勧めします。